この度、日本消化器がん検診学会東海北陸支部の支部長を拝命いたしました、宮原良二でございます。
当支部は1971年に設立され、東海北陸地域における消化器がん検診の調査研究や、普及に大きな役割を果たして来ました。歴代の支部長を務められてこられたのは、春日井達造先生、土井偉誉先生、金子榮藏先生、芳野純治先生、乾和郎先生、丹羽康正先生と、本邦の消化器診療の発展に貢献された高名な先生方ばかりであり、責任の重さに身の引きしまる思いです。
日本の死因の上位を占める消化器がん(胃・大腸・肝臓・胆道・膵臓)に対して、早期発見・早期治療を通じて国民の健康増進に寄与することが、本学会の役割と考えています。また、近年は対策型胃内視鏡検診の導入、リキッドバイオプシー等の検査手法の多様化、AI技術の実用化など、検診を取り巻く環境は急速に変化しています。東海北陸地域の消化器がん死亡率を減少させるためにも、質の高い健診体制を維持し、発展させることが必要です。
私は、支部の運営する地方会や各研修会を通じて最新の知見を共有し、東海北陸地域における『精度の高い消化器がん検診の普及』と『多職種が連携しやすい環境づくり』、そして『次世代を担う専門医、放射線技師と検査技師の育成』を目標にしたいと考えております。歴代の支部長が築き上げられた伝統を継承しつつ、東海北陸支部のさらなる発展に全力を尽くします。会員の皆様におかれましては、引き続き変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
2026年4月
日本消化器がん検診学会
東海北陸支部
支部長 宮原 良二